大韓航空がA350型機の発注を検討
ブルームバーグの報道によると、大韓航空(Korean Air)がA350型機の約20機の発注を検討しているとのことです。発注は確定ではなく、2024年3月21日の取締役会の結果次第とのことで、取締役会にて承認された後、エアバス社との発注合意となる見込みです。
大韓航空は現時点ではA350型機を運行していませんが、合併を予定しているアシアナ航空(Asiana Airlines)は既に15機のA350-900型機を運行しており、同社との合併を見据えての大型機の機種整理を検討しているものと思われます。
大韓航空はB777-300ER型機を25機運行していますが、B777-8/9型機は未発注です。そのため、今回の発注が検討されるA350シリーズの中にA350-1000型機が含まれる場合はボーイング社はB777-Xシリーズの潜在顧客を1社失うことになります。
カタール航空が新型Q SUITEの発表を予告
カタール航空(Qatar Airways)のCEOであるモハメド・アル・メール氏は、現在、Q SUITEのファーストクラスおよびビジネスクラスの座席を開発していることを明らかにしました。Q SUITEと呼ばれるビジネスクラスは、カタール航空が主力とするA350-1000型機およびB777-300ER型機などの長距離機材に搭載されています。一方で、カタール航空の前CEOであるアクバル・アル・ベイカー氏の方針により、ファーストクラスは今後設けない予定でしたが、CEO交代による方針転換となります。
カタール航空ではB777-9/-8型機を発注済みであり、現CEOの発言により、将来受領する機材にはファーストクラスが搭載される見込みです。
LATAM航空機の急降下原因はパイロット誤操作の可能性
2024年3月11日、オーストラリアのシドニーからニュージーランドのオークランドに向かっていたLATAM航空800便(乗客263人、乗員9人)が予期しない強い揺れに襲われ、乗客10人と乗員3人が病院に搬送される事故が起こりました。原因は調査中ですが、ニュースサイトの速報によると、パイロットへ食事を持参した客室乗務員が誤ってパイロット座席の操作ボタンに触れてしまい、操縦中のパイロットが誤って操作パネルを誤操作してしまった可能性が浮上しています。