飛行機マニア歴が数十年である私は、自宅ではYoutubeにてライブカメラを見ることが多いです。ライブカメラの楽しいところは、自分自身がわざわざ展望デッキへ行かなくとも好みの空港を選ぶことができるという点に尽きます。そこで、今回は筆者推奨のライブカメラを3つご紹介します。
1.羽田空港
ライブカメラは羽田空港第2ターミナルに設置されており、ANAが利用する駐機場とC滑走路に向いています。主に固定運用ですが、時々、離着陸する機体をズームで映したり、羽田空港から都心のビル群を映したりとカメラマンによる操作もあります。
羽田空港ライブカメラの推奨ポイントは、日本で最も旅客数が多い空港であるがゆえに、カメラに映る機体がとにかく多いことです。そのため、一日中見ていても飽きることはありません。主にANAやJALの機体が映し出されますが、時々、ANAの鬼滅の刃ジェットやエアドゥの特別塗装機を運よく目撃することがあったり、国際線を運航する海外エアラインの機体が離発着したりします。
2.那覇空港
南の玄関口として多くの旅客機が運航される那覇空港のライブカメラはターミナルビルに設置され、主にJALグループが利用する駐機場に向かって固定運用されています。
那覇空港ライブカメラの推奨ポイントは、青い空と海が画面いっぱいに映し出され、沖縄感を自宅に居ながら味わえる点です。羽田空港と異なり離発着は多くないものの、沖縄らしい空気感を画面を通じて味わうことができるのはライブカメラの良いところではないでしょうか。
また、時々、日本トランスオーシャン航空が運航する”ジンベエジェット”を見かけることもできます。
3.ロサンゼルス国際空港
最後にオススメしたいのはロサンゼルス国際空港です。3レターコードは皆さんお馴染みのLAXということで、耳にしたことのある方もいるかと思います。最近筆者がよく見ているのは”AIRLINE VIDEOS”というチャンネルです。ライブカメラは固定型ではなく、撮影者自身が道路やホテルのバルコニーから三脚にて撮影しています。撮影の裏側もこちらのチャンネルに投稿されています。
このチャンネルの推奨ポイントは2点あります。まずは①撮影者の実況中継があることです。言語は英語となりますが、離発着する機体の出発地や行き先を開設したり、機種名を解説してくれたりします。また、スーパーチャットによる視聴者からのコメントに対しても反応しており、アメリカらしいユーモアに富んだ時間が過ぎています。続いての推奨ポイントは②羽田空港よりも多いエアライン数と離発着数です。羽田空港であれば主にANAとJALの機体が映し出されますが、ロサンゼルス国際空港はアメリカの大手エアラインであるユナイテッド航空、アメリカン航空、デルタ航空、サウスウエスト航空、ジェットブルー、アラスカ航空など、とにかく多くの機体を見かけることができます。また、ロサンゼルス国際空港はアメリカ西海岸の玄関口として多くの国際線も就航しています。日本では夜間の離発着となるカタール航空やエミレーツ航空も、ロサンゼルス国際空港では昼間の時間帯に映し出されるためハッキリとみることができます。
海外への渡航規制が緩和されたとしても、円安や燃油サーチャージが高騰する状況下では思うように足が向かない方もいるかと思いますので、ライブカメラを通じて海外旅行気分を味わってみるのもアリではないでしょうか。